とろけるような甘いキス

「そっかぁ…それは許せないね!!
髪型とかから予想すると、そいつ山下だよ。
チャラいやつ。
でもね、安心して。不安かもしれないけど、あたしと中本がついてるから。ね?」



「うん…。」




ポンポンと背中をたたいてくれる夏菜。



ありがとう。






「じゃぁ中本のところ行こ?
中本も心配してるだろうし。」




「そだね…。
ねえ、あたしどんな顔して会えばいいんだろう?
あたしもう裏切っちゃったんだよ、龍ちゃんのこと。」




「キスのことはしょうがないよ。きっと中本もわかってくれるから。
だから行こう。」




「うん。」





龍ちゃんごめんね…。


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