とろけるような甘いキス
しばらくして優衣は、教室に戻ってきた。
やっぱり泣いてたみたいだ。
「優衣、どうした?」
黙る優衣。
「優衣、ちゃんと話しな。わかってくれるはずだから。」
山本の助言をきいたからか、優衣は口をひらいてくれた。
「…あのね、山下くんだっけ…さっき告られてね、それであたしは断ったの。
彼氏がいるからって。
だけどしつこくって、振り返ったすきに…
…キ…スされちゃったの…。」
しょぼんとした顔つきでいう優衣。
許さねえ山下…!
「ごめんね、あたしが隙なんか見せちゃうから…。」
「いや、いいよ謝んなくって。悪いのはあいつだから。
あとでしめとく。。。」