とろけるような甘いキス
電話は龍ちゃんからだった。



「今どこ?」




あっ、そっか!



ケータイがあるじゃ~ん。




あたしって相当考えが貧困…。




「今ね~さっきのコーヒーカップの前だよ!」



「じゃぁ今行くな!」




ケータイがあるからなんでもできるのにね。



す~っかり存在忘れてた。





「優衣ごめんな。頭ふらふらしてたから変な方向歩いてた。」



「あたしも~!てか、コーヒーカップでふらふらになるなんてあたしたちもまだ子供だね。」




「だな!あっそろそろパレード始まるぞ。
あっち行こ。」





龍ちゃんは見やすいところに連れて行ってくれた。



さすがにクリスマスで人はいっぱい。



だけど龍ちゃんのおかげでよく見ることができた。



ありがとう☆









< 174 / 222 >

この作品をシェア

pagetop