とろけるような甘いキス
「俺?俺は一応A大だよ。推薦ね。英語が勉強したいから。優衣は?」
「あたしはK大。あたし幼稚園の先生になりたいから、この大学が1番ぴったりなんだ。あたしも推薦。」
「そっかあ。じゃぁ大学別だな。」
「うん……。でも別れたりしないよね?」
悲しい顔で言う優衣。
「当たり前だろ!大学は違っちゃっても家は近いし。
それに大学だってお互い近いだろ?会いたいときいつでも会える。
だから絶対別れたりなんかしない。」
「そうだよねえ…!よかった。」
半泣き状態だった顔はすーっと笑顔に戻った。
「おたがいの夢に向かって頑張ろうな。」
「うん!」