悲しみを乗り越えて
「今からおばあちゃんの所へ行くの。―――おばあちゃん、事故に遭ったんだって。」
―――え??
衝撃の一言だった。
おばあちゃんが…………事故??
信じられるわけ、ないよ…。
けど、そんな思いも病院に着いた途端、信じなきゃいけないものになった。
本当のことなんだ…。
驚きすぎて、言葉も出てこなかった。
「じゃあ、あんたたちはここで待ってて。私たちはおばあちゃんに会いにいってくるから。」
お母さんからそう言われた。
――ここで待ってて………??
そんなの無理に決まってる!!!!
「何で?? 私も会いたいよ。」
その気持ちは、妹も同じようだった。