blue_tear
prolog
私達の出会いは
中学三年に上がる始業式
その同じ日に行われた着任式で
私の待ち人は現れた
その時は
ただ
新しい先生だ
あの人なんか凄い緊張してる、し…(笑)
とか思うぐらいで
私の人生で初めて
あれほど真剣に恋をするなんて
思ってもみなかった
恋があんなに苦しいなんて
思わなかった
あんなに嫌いな学校も
あの人に恋をしてから
早く学校行きたいなとか
ホントに私どうしたんだろ
病気?
とか馬鹿みたいに考えた
髪の毛も気にするようになって
もっと女の子らしくなりたいって
だんだん
"欲"
というものが大きくなっていった
でも
そんな日も
長くは続かない
"終わり"
というものは必ず来るのだ
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