blue_tear
2話
とうとう、それぞれのクラスの担任発表が始まった

同じクラスの同級生は

「今年の先生は誰だろうね」

「○○先生こんかなぁ」

「アイツだけはくんな」

と色んな声が出ていた




「えー…三組の担任の先生を発表しようかな」

私達のクラスじゃん

出来れば優しい人がいいな

あ、女の先生希望ね 

「福山純先生です!!」

…え

「ええええ!!!!!!うそ、いやだ…!!!
さいっあく!!!」

「んじゃ、これからよろしくな。
それと誰だ、今最悪とか言った奴!!」
福山先生は腕を組み笑いながら怒鳴り声を上げた


確か、この人
私が中Ⅰの時、担任したような


バイオリン弾けるので有名だったっけ

でも、この人男のくせに女女しそうでなんか苦手だな

苦笑しながら福山先生を見た


…あれ?

あの男の人

自分のクラスを持たないのかな?

私はさっきの若い男の人に目をやった

その人をみた瞬間

目があったような気がした

っ、

私はとっさに前を向き

ドキドキしながら校長先生の話を聞いていた






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