ラズベリー
そのまま勝手に次々に発表されていく。
英理はラッキーな事に満月様だった。
そして……
「山本 美怜……」
美怜の名前が呼ばれる。
二週間、主となるのは…
「!?」
結果、最悪なことに『香椎 優輝』だった。
思わず、微妙な顔つきになる。
(最近はまだマシかなって
思うようになったけどさ…)
心の中でひたすら対峙していた。
『断固反対派』と『諦め肝心派』だ…。
肩を落とすことにした。
勝者『諦め肝心派』だ。
主は、こっそりと様子をずっと伺っていると幸せが舞い込んだ気分になった。
(…まじかよ!!//)
物陰で薄っすらと笑みを浮かべていたのは言うまでも無い。
「では、これで
解散しようと思う。以上。」
そして、皆がバラバラに去っていった。
「美怜、頑張ってね。」
「待って。
英理、私と交換しよ?」
「嫌!!」
たった一言はきつい一言だ。
速急に返事をして英理は駆けていった。
(だって2人ともいい雰囲気だもん。)
(仕方ないかぁ…)