ラズベリー
「やっ…きゃあ!!!」
そして風が吹き止むと、辺りには砂ぼこりと桜の花びらが残っていました。
すごく大きな風は竜巻のようでした。
息が乱れるほどでした。
「はぁはぁ」
「はぁはぁはぁ…」
美怜は立っていられずに座り込んでいた。
目に砂が入らないようにしていたが、スカートの中が気持ち悪くて仕方がない。
そして、スカートを見るとめくれていることに美怜はようやく気付くのだった。
「あの、見ちゃいました?」
「な、何のことだよ」
「それならいいんです」
(……//)
確認のために聞いてみたが、優輝の表情はよく分からない。
だって、目も合わせてくれない。
「じゃあ、
好きな下着はなんですか?」
「ばッ……
そんなこと聞くか!?」
「いいじゃないですか!」
だって怪しいんだもん。
「まあ、好みはセクシー系かな。チェックにチェリー柄も悪くわないけどさ//」
「……!!!」