不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
ああ、やっぱり。
90%ぐらいわかりきっていたことなのに、面と向かって言われると、想像以上にダメージを受けた。
心臓がキリキリと痛む。
「イブは予定入ってるんだ」
「あはっ……。そっか、だよね。私、いつも急すぎるよね。ごめんね」
意味もなく髪を触りながら話し続けた。
もうまともに卓巳君の顔を見ることもできない。
それでも、傷ついてるなんて、気づかれたくなかった。
「イブに暇してるなんて、私ぐらいのもんかぁ。ホント、私、ダサいよね……あはは」
「萌香ちゃん」
「あ、いいのいいの。気にしないでね。友達とどっか遊びに行っちゃおうかなっ……」
「萌香ちゃん、なんで泣くの?」
「え……」
90%ぐらいわかりきっていたことなのに、面と向かって言われると、想像以上にダメージを受けた。
心臓がキリキリと痛む。
「イブは予定入ってるんだ」
「あはっ……。そっか、だよね。私、いつも急すぎるよね。ごめんね」
意味もなく髪を触りながら話し続けた。
もうまともに卓巳君の顔を見ることもできない。
それでも、傷ついてるなんて、気づかれたくなかった。
「イブに暇してるなんて、私ぐらいのもんかぁ。ホント、私、ダサいよね……あはは」
「萌香ちゃん」
「あ、いいのいいの。気にしないでね。友達とどっか遊びに行っちゃおうかなっ……」
「萌香ちゃん、なんで泣くの?」
「え……」