不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
「ぎゃははははははー!」
大きな笑い声が、居酒屋の店内に響き渡る。
そんなに笑わなくてもいいじゃん。こっちは真剣に悩んでるんだから。
ちょっとふてくされ気味に、手にしていたグラスに口をつけた。
私、岡本萌香(おかもともえか)は、二十歳の大学2年生。
ただ今、合コンに参加中。
人数は男女、6対6の計12名。
最初に自己紹介をしたし、始まってから二時間近く経とうとしているというのに、私はまだ男の子の名前すらきちんと把握できずにいる。
本当はこういう賑やかな場所やノリがかなり苦手。
だけど、これは友達の沙耶(さや)が私のために開いてくれたようなものだから断れなかったのだ。
大きな笑い声が、居酒屋の店内に響き渡る。
そんなに笑わなくてもいいじゃん。こっちは真剣に悩んでるんだから。
ちょっとふてくされ気味に、手にしていたグラスに口をつけた。
私、岡本萌香(おかもともえか)は、二十歳の大学2年生。
ただ今、合コンに参加中。
人数は男女、6対6の計12名。
最初に自己紹介をしたし、始まってから二時間近く経とうとしているというのに、私はまだ男の子の名前すらきちんと把握できずにいる。
本当はこういう賑やかな場所やノリがかなり苦手。
だけど、これは友達の沙耶(さや)が私のために開いてくれたようなものだから断れなかったのだ。