不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
「オレらさ、毎回毎回ヤッてばっかだったじゃん。女の子ってこういうの嫌かなぁって、気にしてたんだけどさ。萌香ちゃんに見つめられると、ダメだって思ってても止めらんねーの。最初にホテル行った時もそうだったし。しまいには、風呂で倒れたばっかの萌香ちゃん襲ってるし。オレ野獣かよ、みたいに思ってさ。ホント最低だよなぁって、いつも反省してた」

「そうだったんだ……」


そんなこと考えてたんだ。

お風呂で倒れた時の『オレ……最低だな……』って言葉には、そんな意味があったんだ。


「だからさ。今日はエッチなしな」

「え……?」


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