不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
なんて考えていると、目の前に卓巳君が舌を出して見せた。
「あ……」
思わず絶句。
だけど、次の瞬間には叫んでいた。
「すごい! すごい!」
アポロチョコは、本当にきれいにふたつに分かれていた。ピンク色と茶色に。
「うそぉ。すごい」
「だろ?」
卓巳君は、満足げにフフンと鼻で笑う。
まるで芸をした後に「ほめて! ほめて!」って期待しながら、シッポ振ってる子犬みたい。
そんな顔見てたら、自然と頬が緩んじゃう。
「ご褒美あげなきゃ……」
そう言ってみたけど、卓巳君には聞こえなかったみたい。
「ん?」って首をかしげてる。
「あ……」
思わず絶句。
だけど、次の瞬間には叫んでいた。
「すごい! すごい!」
アポロチョコは、本当にきれいにふたつに分かれていた。ピンク色と茶色に。
「うそぉ。すごい」
「だろ?」
卓巳君は、満足げにフフンと鼻で笑う。
まるで芸をした後に「ほめて! ほめて!」って期待しながら、シッポ振ってる子犬みたい。
そんな顔見てたら、自然と頬が緩んじゃう。
「ご褒美あげなきゃ……」
そう言ってみたけど、卓巳君には聞こえなかったみたい。
「ん?」って首をかしげてる。