不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
実は最近まで1ヶ月ほどアメリカに出張していた。
帰国したのは、つい4日前。
うちの会社は今、向こうの某航空機メーカーと共同開発を行っている。そのプロジェクトメンバーに、経験の浅いオレがなぜか抜擢された。
今は向こうで使った資料を社内用に日本語に翻訳しつつ、まとめてるとこ。
翻訳ソフトにかけてから調整してるんだけど、なかなか苦戦してる。なにしろ膨大な量なのだ。
目標では、午後3時までに仕上げるつもりだったのに、すでに4時を過ぎてる。
しかもまだ終わりが見えてない。
「はぁ……」とため息ついた時、窓から風が吹き込んできて、背中がひやりとした。
11月にしては、今日は暖かい方だと思うけど、さすがに開けっ放しだと冷えるな。
「おーい。萌香―。ちょっと休憩するから、コーヒーでも飲まない?」
そう言いながら、イスをクルリと回す。
帰国したのは、つい4日前。
うちの会社は今、向こうの某航空機メーカーと共同開発を行っている。そのプロジェクトメンバーに、経験の浅いオレがなぜか抜擢された。
今は向こうで使った資料を社内用に日本語に翻訳しつつ、まとめてるとこ。
翻訳ソフトにかけてから調整してるんだけど、なかなか苦戦してる。なにしろ膨大な量なのだ。
目標では、午後3時までに仕上げるつもりだったのに、すでに4時を過ぎてる。
しかもまだ終わりが見えてない。
「はぁ……」とため息ついた時、窓から風が吹き込んできて、背中がひやりとした。
11月にしては、今日は暖かい方だと思うけど、さすがに開けっ放しだと冷えるな。
「おーい。萌香―。ちょっと休憩するから、コーヒーでも飲まない?」
そう言いながら、イスをクルリと回す。