不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
ニットをめくりあげる。

ブラの上から胸を揉みながら、鎖骨のあたりに吸い付くようなキスをした。


「んっ……」


彼女がビクンと体を震わす。

久しぶりに聞く甘い吐息に、オレの欲望はさらにヒートアップ。


「なぁ、今日、泊まってけば?」

「え、泊まり? 今日は無理……って、そういえば、今何時?」


彼女は我に返ったかのように、冷静な声を出す。


「16時」

「ええっ」


そして、ぐいっとオレを押しのける。

そんなに強い力でもなかったけど、オレはされるがままに彼女の上から退いた。

彼女は脱がされかけていた服を元に戻しながら言う。


「ごめん。もう帰んなきゃ」

「え?」


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