不機嫌でかつスイートなカラダ ベリーズ文庫版
飲んで食べて、しゃべって、二回目の席替えを終えた頃にはもうみんなすっかりできあがった状態で。
誰が言い出したのかは忘れたけど、自分のエッチ体験を順番に語るはめになってしまった。
そして、今は私の番。
「それって、痛くて、最後までできないってこと? つまり萌香ちゃんて、処女?」
目の前に座っている、赤茶髪の男の子が私を指差す。
「ちがう。そうじゃなくて……」
どういうこと?って感じで、みんなから見つめられ、思わず口ごもる。
できないってわけじゃない。
一応最後までしてることはしてる。
私は処女ではない。
だからこそ悩んでいるの。初めてでもないのに、なんで痛いんだろうと。
誰が言い出したのかは忘れたけど、自分のエッチ体験を順番に語るはめになってしまった。
そして、今は私の番。
「それって、痛くて、最後までできないってこと? つまり萌香ちゃんて、処女?」
目の前に座っている、赤茶髪の男の子が私を指差す。
「ちがう。そうじゃなくて……」
どういうこと?って感じで、みんなから見つめられ、思わず口ごもる。
できないってわけじゃない。
一応最後までしてることはしてる。
私は処女ではない。
だからこそ悩んでいるの。初めてでもないのに、なんで痛いんだろうと。