゛クウソウ カノジョ゛
彼女の柔らかい唇が、
俺の唇を塞いだ。





俺が、ずっとほしかった
彼女の唇が、
俺の唇と重なっている。



ずっと、ずっと
欲しかった
君のピンク色の唇。





「ん・・・・・ッ」





俺は、
・・・・・・・・壊れていた。


自分から拒絶したくせに、
彼女の唇を受け入れていた。




一度彼女と同じ体に
触れてしまうと、
俺の体はもう
歯止めが効かなくなっていた。


< 16 / 30 >

この作品をシェア

pagetop