゛クウソウ カノジョ゛


そう心で決めたら、
なんにも迷うことはなかった。



手にまとわりついてる
ロボットの手を振り離し、
自分の部屋のドアを開け、
玄関に急いだ。





そして、君を探して
一目散に、
ただ、ひたすら走った。




周りの冷たい視線も、
気にならなかった。






(薫・・・・・会いたい・・・・)




ただ、それしか
俺の頭にはなかった。
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