゛クウソウ カノジョ゛

宅急便


そうして、
ありふれた毎日を
過ごしていて
忘れたうちに・・・

     ・・
待ちわびたアレが
俺の家に届いた。





ドタドタッ・・

母さんがドタドタ
音を立てながら
俺の部屋へ来た。


「ちょっとー海都・・・
何なの、コレ?」

「あ、母さん・・・」


母さんの手には
少し大きめの
ダンボール箱。


「宅急便で今朝
届いたみたいよ。
あんた宛てよ」

「ああ、そこに
置いといてよ」



・・・もしかして



「・・・にしても
デカい荷物ね。
何頼んだの?」

「んー服だよ、服。」


・・・・・・アレかあ?





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