゛クウソウ カノジョ゛
宅急便
そうして、
ありふれた毎日を
過ごしていて
忘れたうちに・・・
・・
待ちわびたアレが
俺の家に届いた。
*
ドタドタッ・・
母さんがドタドタ
音を立てながら
俺の部屋へ来た。
「ちょっとー海都・・・
何なの、コレ?」
「あ、母さん・・・」
母さんの手には
少し大きめの
ダンボール箱。
「宅急便で今朝
届いたみたいよ。
あんた宛てよ」
「ああ、そこに
置いといてよ」
・・・もしかして
「・・・にしても
デカい荷物ね。
何頼んだの?」
「んー服だよ、服。」
・・・・・・アレかあ?