゛クウソウ カノジョ゛


「じゃあここに
置いとくからね。
母さんは買い物行くから
後は頼んだわよ」


母さんはそれだけ言って、
俺の返事も聞かないで
またドタドタと
騒がしく階段を
下りていった。








一人部屋に残された俺と


・・・・・・・・・・・・



どでかいダンボール。





(とりあえず、開けてみるか)



がさがさ。


頑丈に張られた
ガムテープを丁寧に
はがしていく。



箱を開くと、そこには・・・・
< 8 / 30 >

この作品をシェア

pagetop