゛クウソウ カノジョ゛
「・・・え・・・・・・・・・」
薫にそっくりの、
おんなのこが
そこにいた。
「は・・・・ははっ・・・」
あんまりにも似てるから、
本当にびっくりして
腰が抜けてしまった。
「・・・カイト、大丈夫?」
薫(そっくりのロボット)が
薫と同じか細い声で、
俺にそう言った。
「あ、ああ、大丈夫・・・」
大丈夫なはずがない。
まさか本当にこんなのが
来るとは思ってもいなかったし、
興味本位で頼んでみただけで。