レンタルな関係。

◆マジ…?







「と、まあ、こんな感じですけど…」


「ははーん、キスされて、ぼんやりしちゃって、ごまかされたってわけか」


「え? キ…」


 
キス?


 
あれあれあれ? 私もしかして今の回想、全部話しちゃった?!


 
う、うっかりキス!

 
いや違う、ミス!

 
恥ずかしすぎる!

 
 
うかつ……だぁーあわわ!



「顔、真っ赤だぜ?」


 
からかわれて。

 
ますます顔に血がのぼる。



「がっ! ばっ! いや! つい…」


「まあそうすると、俺のことは本当になんにも聞いてないって感じだな」


 
そいつ。

 
ベッドから立ち上がって、ぐっと伸びをして。


 
ちょ、ちょっと…

 
バスタオルが…

 
落ちそうなんですけど…


 
それにしても。

 
いい背中だなぁ…


 
あ。

 
 
また見惚れてしまった。

 

//////…



「じゃあ、俺がここにいるわけ教えてやるよ」


 
振り返ったそいつは。


 
にんまり笑って、そう言った。



 
そいつの話によれば……


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