レンタルな関係。
「どーすんだ?」
電話の向こう。
含み笑いの流川。
く~~~~
楽しんでない? もしかしてっ。
「電車行っちまったら、そこで一晩過ごすしかねーな」
「う゛う゛う゛~~~」
このヤロー。
焦る私で楽しむなっっ!!
こ、こうなったら…
やっぱりアレだ、アレ。
さっき気づいちゃった、アレ。
卑怯な気がしたから、使いたくなかったけど。
でももう。
ここで使わねば、どこで使うっ?!
壊れちゃってるけど。
壊れたと思っていたけど。
まだ残ってるもん。
有効期限。
「むっ…!!」
「…なんだ、む、って」
笑うなって!
「む、むか…むか…かむ」
「口まで回んねーほど酔ってんのか、お前」
違うって!
「む、むむむむ…迎えにきょいっ!!」
「…大丈夫か?」
く、口が…
どうも私、興奮すると回らなくなるらしい。
コイツとオネエマンに会って、初めて発見した事実だ…
「迎えに来てっ!!」
「……あ?」
「迎えにこーーいっっ!!」
「……」
大声で。
叫んだ。