秘密警察は、ヤンキー少女と天然超能力者の上でドSに微笑むの知っているか?
そして、一言。
「お前、働け。」
・・・働け?
「は?!」
「それだけじゃわかんないって。僕が説明するから。」
鈴白さんは黙って聞いてること!とイオリが言った
「マツリちゃん、君のお父さん、この人の同僚だったんだ。秘密警察、メグリ。とある問題を秘密裏に対処する。」
「とある問題って?」
というか秘密警察の存在自体に驚いちゃうよな。
「それは……まだ秘密。」
しー、と唇に人差し指を当てる。
コイツ、思いの外女子力が高い。
「それで、この仕事は一度つけば二度と離れることは不可能なんだ。その問題が完全解決するまではね。だけど、君の父さんは消えた。」
それ……やばくないか?
良くあるよな。なんか、秘密を知って、逃げて、殺されかける……とかさ。
「本来なら、消さなければいけない。だけど、とある事情からそれが出来なくてね。すごーい上の偉い人から、交換条件が出た。」
すんごーい上だよ?と念を押して
「「アイツの子供を働かせろ。」」
奴らは見事なハモリを披露した。