秘密警察は、ヤンキー少女と天然超能力者の上でドSに微笑むの知っているか?



そして、一言。



「お前、働け。」




・・・働け?




「は?!」





「それだけじゃわかんないって。僕が説明するから。」



鈴白さんは黙って聞いてること!とイオリが言った




「マツリちゃん、君のお父さん、この人の同僚だったんだ。秘密警察、メグリ。とある問題を秘密裏に対処する。」



「とある問題って?」


というか秘密警察の存在自体に驚いちゃうよな。





「それは……まだ秘密。」



しー、と唇に人差し指を当てる。


コイツ、思いの外女子力が高い。





「それで、この仕事は一度つけば二度と離れることは不可能なんだ。その問題が完全解決するまではね。だけど、君の父さんは消えた。」



それ……やばくないか?


良くあるよな。なんか、秘密を知って、逃げて、殺されかける……とかさ。



「本来なら、消さなければいけない。だけど、とある事情からそれが出来なくてね。すごーい上の偉い人から、交換条件が出た。」


すんごーい上だよ?と念を押して


「「アイツの子供を働かせろ。」」


奴らは見事なハモリを披露した。



< 15 / 34 >

この作品をシェア

pagetop