秘密警察は、ヤンキー少女と天然超能力者の上でドSに微笑むの知っているか?
「まてまてまて……。父さんは母さんと離婚して、俺は母さんの方に行ったんだぜ?父さん方には、俺の兄ちゃん達がいる。そっちに行くのが普通だろ。」
父さんとはもう三年以上会ってない仲なんだ。
なんで兄ちゃんじゃなくて俺なんだ?!
「女の方が、何かと便利なんだよ。潜入……とかな。」
「何やらせるつもりだよ!!」
にやりと笑う鈴白に寒気を覚える。
「やらねーからな。ぜってーやらねー。」
俺は胡座をかいて、それから顔をぷいと背けた。
「じゃあ、お前の父さんがどうなってもいいのか?」
それはっ……駄目だろ。
兄ちゃん達も困る。
「……脅迫反対。」
「こちとら手段は選べない。」
「で!でも!もし俺が働くっつっても、母さんが反対したらできないよ!俺、未成年だもん!」
未成年がこんな時に役に立つなんてな。
コイツ、仮にも警察なら、法律位守るだろ。
だけど、返ってきたのは思ってもない言葉で。
「んなの電話して聞いてみればいーじゃねーか。なんなら俺が電話してもいい。」