秘密警察は、ヤンキー少女と天然超能力者の上でドSに微笑むの知っているか?
アサユキと言うのです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「マツリちゃん、大丈夫ー?」
「ああ、うん、なんとか……。」
それから数十分後、俺は項垂れていた。
「もー、驚いちゃったわー。今まで一度もメイクした事なかったなんて。鈴白さん、とんだ掘り出し物拾ったわねー。」
目の前でけらけらと笑う、巻き毛くるくる色気おねーさんは、ミアイと言う。
深い愛でミアイよ、と言っていたから、漢字で書くと深愛だ。
あの後、鈴白……さんが、深愛に電話をした。
どうやら深愛は、メグリの専属スタイリストらしく、潜入捜査の時には深愛さんを頼りにしてるらしい。
んで、風の如く素早くきた深愛は、何故か俺にメイクをして、それからイマドキファッションたるものに俺を着替えさせた。
「化けたな。」
俺は鈴白さんにうっせ、なんて悪態をつきながらいた。
「だけど、すごいキラキラしてんのなー、メイクって。」
女子達がトイレでメイクしてるっつーお決まりのパターンも、俺がトイレ行ったら
「番長が来た!」
って、逃げるか、礼されるかのどっちかで、見れねーもんな。
キラキラしてて、かわいーなー。
「あら、茉莉ちゃん、興味あるの?なら教えましょうか?」
「え!いいのか!!」
「もうちょっと時間に余裕があるときに教えてあげるわ。」
「さんきゅー、深愛!」
なんか、姉ちゃんが出来た感じだ。