秘密警察は、ヤンキー少女と天然超能力者の上でドSに微笑むの知っているか?
とまぁ、このような理由で彼女は目立っている
訳だが、それはヤンキーの世界の中での話だ。
まさか、彼女が世界を揺るがすなんて、この時は皆ゆめゆめ思ってもいなかった。
彼女をそんな運命に導く男に出逢ったのは、放課後の事───。
「茉莉さん、じゃあうちらこっちなんで!」
「お疲れ様っしたぁ!!」
夜の下町には妖しげなライトがつく時間。
校内でも親しい生徒とたまり場で話していたのだが、
「なんか今日は本職の人がざわめいてるんすよね。」
情報通の手下が言うには、
何故か今日はヤーさん達が機嫌悪そうに町中を歩いてるらしい。