あなたのために。-光と影-
それはないか。
私を気遣ってなんて…
ていうかそんなことを考えてる私は可笑しい?
奴に対してプラスに考えることなんてなかった。
昨日のあの話聞いてからだ。
私の考えは可笑しくなってる気がする。
『愛してる』
奴の口からこの言葉を聞いてから変に意識してしまう。
あれから寝る時も私が先にベッドに入っていて、後か奴が来た時も変に心臓が高鳴った。
また抱かれるのか、そう思うことなんて何とも感じなかったのに…
『愛してる』の言葉を奴の口から聞いただけで、変にこれから初体験のような緊張に陥った。