魔法少女の恋






もうやだ。



見上げた空は赤く、校舎はオレンジ色に染まっていた。



「...魔瘉!」



屋上のドアが開く音と麗華の声が聞こえた。



「.....麗、華」



麗華は私を抱きしめてくれた。



「麗華、話を聞いてほしいの」



「.....うん」



そう言った私の手は震えていた。



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