一口チョコレート

ソイツは、私の腕をつかんだまま歩き出した。
もう、逆らう気力もないので
引っ張られるようにテクテクついていく。


「なーなー。」


「…。」


「なー」

「…。」


「…。返事~~~。」


「やだ。」


「あ、した!!やだっていった!!」


アハハって最初と同じように笑ったソイツ。


む、か、つ、くー!!


< 5 / 28 >

この作品をシェア

pagetop