SPRING SNOW~春の雪(はるのゆき)~
初めてのホワイトデー
~Shunside~
「もうすぐホワイトデーだな。」
そういう静夜。
「そうか…、何返そうかな。」
バレンタインデーには雪からチョコレートもらったからな。
「静夜はいつも何返してるんだ?」
「普通に…、アクセとか。無難なものだけど?」
「アクセかぁ。」
「何の話?アクセって。」
「うわっ!…ってなんだ。奈津美か。」
「なんだとはなによー。はる、現社の教科書貸して!」
「現社?今日持ってないんだよ。」
「なーんだ、使えないわね。じゃあ、雪ちゃんに借りてくる。」
…こいつ、いつの間に雪と仲良くなったんだよ。
「あ、さっき悩んでたのはホワイトデーのお返しのことか。」
こいつ、ほんと鋭いな。
「任せなさーい。うまく探ってあげるわよ。」
教室を出ていく奈津美。
「ほんとお前のいとこって一歩先を読んでるよな。」
「あぁ。あいつには昔から頭が上がらないよ。」
奈津美が探ってくれるっていうけども、俺もなんか考えとくか。
「もうすぐホワイトデーだな。」
そういう静夜。
「そうか…、何返そうかな。」
バレンタインデーには雪からチョコレートもらったからな。
「静夜はいつも何返してるんだ?」
「普通に…、アクセとか。無難なものだけど?」
「アクセかぁ。」
「何の話?アクセって。」
「うわっ!…ってなんだ。奈津美か。」
「なんだとはなによー。はる、現社の教科書貸して!」
「現社?今日持ってないんだよ。」
「なーんだ、使えないわね。じゃあ、雪ちゃんに借りてくる。」
…こいつ、いつの間に雪と仲良くなったんだよ。
「あ、さっき悩んでたのはホワイトデーのお返しのことか。」
こいつ、ほんと鋭いな。
「任せなさーい。うまく探ってあげるわよ。」
教室を出ていく奈津美。
「ほんとお前のいとこって一歩先を読んでるよな。」
「あぁ。あいつには昔から頭が上がらないよ。」
奈津美が探ってくれるっていうけども、俺もなんか考えとくか。