SPRING SNOW~春の雪(はるのゆき)~
「お、それいいな。」

「いんじゃないの?それとこれセットで包んでもらいなさいよ。」

「そうしてもらうよ。あ、そうだ。奈津美、今日付き合ってくれた礼になんか買ってやるよ。」

「いいわよ、これくらい。それにアクセサリーとかあげるのは彼女だけにしときなさい?その代わりお茶の一杯でもおごってもらおうかしら?」

そうきたか。

「ああ、いいぜ?じゃあ俺の知ってる店でいいか?」

秋さんとこなら奈津美も満足するだろう。

そして雪へのプレゼントを手に会計に足を向けた。

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