SPRING SNOW~春の雪(はるのゆき)~
〜Shunside〜

次の日の朝学校で、はぁ。とため息をつく。

「なんだよ、朝からため息なんてついて。」

「静夜。」

「冬川へのお返し考えたのかよ。」

「まだ…。」

「それで悩んでるのか?」

「ああ。お前は決まったのか?」

「まーな。俺はネックレスにしたけどな。」

「なんで?」

「俺のものってしるしを増やしたいから。」

「あ、そ。」

「聞いてきたくせになんだよ。」

「ああ、ありがとな。」

しるしねぇ…

静夜にしてはいいアイディアじゃねぇか。

雪もピアス欲しいって言ってたし、やっぱ今日奈津美に買い物付き合ってもらお。
< 9 / 20 >

この作品をシェア

pagetop