時の使い~バスケ男子に恋をして~
「なんでだよ」
俺は怒鳴った
「俺は時ノが好きなのに」
「それは友達としてでしょ」
「違う。一人の男として、時ノを女とみて好きだ」
「私も太田が好き。異性として」
え?
「でも私を知ったら嫌いになるよ」
「俺は絶対に時ノを嫌いにはならない」
「ごめん」
「君は誰なの?いったいなんなの?」
「ここじゃ話せないから家に来てくれる?」
「わかった」
教室を出て30分ほど歩いた場所
「着いたよ」
とても大きな一軒家
「ついてきて」
言われたとおりについていくとそこはリビングだった
「とりあえずそこに座って」
目の前に置かれた紅茶を一口飲むと一息ついて話しだした
「私は簡単に言うと人じゃない」
「じゃあ一体・・?」
「時の使いって知ってる?」
「時の使い?」