時の使い~バスケ男子に恋をして~
「じゃあ1時間目は自習だから」
そう言われ教室がガヤガヤしはじめる
時ノさんは本を読んでいた
「時ノさん」
「何?」
時ノさんは少し態度が冷たい
「何の本を読んでるの?」
「別に」
なんか怖い
「えー、教えてよ」
「老人と海」
知らない
ここで会話が止まった
今ここにいる時ノさんは昨日の時ノさんじゃないような気がした
時間はあっという間に過ぎ放課後
「綿部活行こう」
「おう」
やっぱり時ノさんは本を読んでいる
老人と海だろうか?
気になって仕方ないけど部活に行くことにした