時の使い~バスケ男子に恋をして~
「じゃあ教室で待ってる」


「おう」


教室に行くとやっぱり本を読んでいる


「時ノさんは本好きなの?」


「うん」


「今日も井上待ち?」


「うん。ひとつ聞いてもいい?」


「ああ」


「なんで時ノなの?」


「なんでって………」


「よびすてでいいじゃん」


「わかった」


「あ」


ん?


「やばいやばい」


「どうした?」


「怒られる。日菜子が来たら帰ったって伝えといて」


「わ、わかった」


なんか慌ただしく出て行った時ノを見て寂しく思ったのは気のせいだろうか
















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