月城生徒会の正義

ー車内ー

後部座席に俺と雪奏。運転席には冬哉さん。
俺は雪奏の頭を俺の太ももに乗せた。

安心した顔で寝てるな…

最近は表情がコロコロ代わるからずっと見ていたい。

「颯斗君」冬哉さんに呼ばれ

「はい。」そう言うと

「雪奏は颯斗君が近くにいた方が眠りに入るのが早いから出来ればで良い。一緒に寝てあげれないか?」…は?目を見開いてると、

「颯斗君自身も気が付いてるじゃないか?…雪奏を抱いた時と抱いてない時とで力が違うことが」………俺は頷くと

「冬哉さんの言う通りです。…でもなぜ?」と聞くと

「『最高のパートナー』が当主に必要な隠された理由だからだ。…と言っても男性限定の、だが。」と言われた。…経験者は語る、と言うのか。

「わかりました。」そう言った。


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