月城生徒会の正義
俺は雪奏の所に戻り、雪奏と平日だけなら一緒に居ても良いと冬哉さんに言われた事を父さんに連絡して、了解を得てから冬哉さんと雪奏に話した。
「気を付けて帰れよ?じゃあ、雪奏の事宜しくな。」と冬哉さんが言って、まだ仕事が残ってて帰れないらしく課に残り、仕事を始めた。
制服に着替えて、二人で帰りながら、話していた。
「生徒会、疎かに出来ないし昼休みに放課後の会議をずらす?」雪奏がそう言った。
…確かに…
「その方が良いな。先ず、鈴木先生に明日の朝にでも事情を説明して、了解を得たら昼休みに臨時で委員長会議を開こう。…生徒も理解してくれるだろう。話は変わるけど、三年の部活動引退式の事だが、雪奏は良い案思い付いたか?」俺はそう言うと
「う~ん。…私たち生徒会メンバーの特技を生かせる様な物が良いと思う。」まだアイディアは固まってない様だ。
…特技、か。俺だと…運動神経?
「うん。私が出来る古武術の中に、弓術、剣術、柔術があるから生かせないかなって思ったの。」…弱点って無いんじゃないか?