月城生徒会の正義
治癒の極み
その後委員長会議を昼休みにすることが通り、私たちは対策課へ行った。
着替えて自分の席に座って、ここでする仕事を真っ先に終わらせてから、昨日の夜に颯斗と話した三年の引退式について話していた。
「特技、ねぇ…やっぱり一番目を引くのはこの《力》なんだろうけど。」さくら先輩が言う事は一理あるけど…
「それだと、引退式より力の披露になるだろ?」と颯斗も私と同じ考えだったらしく
「確かに、会長の言ってる事も一理あるけど、…もう今日中にも決めないと後がつっかえて大変な事になるんじゃ?」長谷川先輩が言うと
「吹部や軽音、弦楽部の1、2年と合同で一曲やる?」速水が言った。1ヶ月ちょっとだが、J-POP位なら出来るけど、
「う~ん。合わせる時はやっぱり昼休みになるね。チューニングとかで時間取られるからあまり合わせられないよ?」とさくら先輩がが言った。
「そうだが、さくら良い案あるのか?」颯斗が言うと
「無いけど…」さくら先輩は語気を弱めた。
気になることがあり、スケジュールを見てから「解決出来ますよ?…引退式の前に1日半自由のきく時間が取れます。…昼休みに今回は30小節のみ、次は別の30小節とか決めて1日半の時に全部通すって考えはどうですか?」私が言うと