月城生徒会の正義
ーside海人ー
会長が部屋を出たあと、俺は考えていた。…あの技、かなり上級技で、ほぼ物にし始めてる。
…もっと強い技が欲しい。そう思った俺は時宮に話しかけていた。
「なぁ、時宮、俺も上級技、練習してみたいんだけど」って言ったら
「…そうですか。分かりました。…これは颯斗にも、澪にも言った事ですが、上級技は桁違いの集中力が必用なんです。…覚悟はありますか?」と言った。
「宜しく。」短く言うと
「混ぜて。」そう言ったのは速水。…速水も?
「……良いんですね?」時宮が言うと
「勿論」と短く言った。
「分かりました。速水先輩、長谷川先輩は形質が違うのでべつの技を教えます…まず、長谷川先輩」そう言うと時宮は右手をあげそのまま横に振るった。
水が四方に集まり、水が水蒸気になって爆発した。
「次、速水先輩。」と言うと右手をあげ、1㍍先で水が大きな球体になり、圧縮されると水自体が消えた。…ウソだろ?