月城生徒会の正義

「多重結界を成功出来れば攻撃に1枚破られても次ので守れるって事だね。…分かったやってみる。」そう言ってさくら先輩は練習を始めた。

……ふぅ、上級の3連続は予想以上に疲れる。

皆にバレない様に疲労回復の力を使って自分の練習を再開した。

…まだ、出来ない《無》の究極系。

…混沌の穴。…一瞬時空系っぽいがねじ曲げて消すのではなく、ねじ曲げて圧縮させる。

ねじ曲げて、までは出来るが、圧縮まで持ちこせてない。ポニーテールにした髪が汗にくっつく。

「雪奏、そこまでだ。」後ろから聞き慣れた足音と声がした。

…愛おしい人の声。練習中の技を終わらせて振り返ると颯斗がいた。

「やりすぎだ。…いつ出動命令が下るか分からないんだぞ?」って言われた。

「ごめんなさい。」項垂れて言うと、

「分かれば良い。汗かいたろ?シャワー浴びてこい」って言われて、頭をポンポンと優しく叩いた。…私はシャワーを浴びに行った。
一方、颯斗は
【危なかった…二人きりだったら抱き締めてたな…】普段見えない雪奏のうなじ+汗にK.O.されていた。

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