月城生徒会の正義

ーside冬哉ー

俺と鈴美は寝室でさっきの事で話していた。

「今回の戦闘…相当辛い物だったみたいね…」鈴美が言うと

「あぁ、報告書に書いてあった。…今回は蛇タイプ、しかも十数㍍もあるデカイやつだったらしい。…蛇等のタイプは少しでも肉片を残せばそれを元に再生し始めるからな…地下鉄だから雪奏とさくらさん、澪さんがバックアップに回わって男子3名でと言う雪奏の判断は正しい。だが、長谷川君のスタミナの問題で成功出来なかった…雪奏の並行起動が無ければまだあの魔物は存在していただろう。」と言って、

「《水神舞踏》あれは難しいらしいが威力では文句なしのレベルの高い物だ。…颯斗君と長谷川君のレベルが合いすぎて無いからこの状態になった。…これからは長谷川君の持久力の特訓が重要になるだろう。」そう締めくくった。

「雪奏の負担が強くなるわね…あの子、溜め込むタイプだから…」と不安そうに鈴美が言った

「確かにな。…俺たちが気付くのが遅くなって気付いたら体調を崩していた…そんな事有ったな。」と思い出しながら言った。

「今は生徒会、対策課と忙しいけどゆっくり出来る時間を取らせ無いとね…」と鈴美が言った

鈴美が眠たそうにしていたから抱き寄せ

「ゆっくりお休み。」と言うと

「お休み…」と言って、鈴美は眠った。
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