月城生徒会の正義
今、曲の発表中…もうすぐ颯斗と私のピアノのソロ。
…何故かここは文化祭と同じで、と言う発言が多かった。フルートを吹いていた私はフルートを置き、グランドピアノの前に置いてある席に座り、颯斗もヴァイオリンのパートを終え私の向かいに座った。
私たちはソロを弾き始めた。
講堂に私たちのピアノの音が響き渡る。
無事曲は終わり、私たちは引退式を終える時だった。
キィィィン!!
ズドーン!!
そんな音の後講堂が震動した。…胸騒ぎ、的中か…
「雪奏。」と颯斗に言われ頷くと颯斗が司会の人が持っていたマイクを盗り
「皆さんはこの講堂に居てください。私と副会長が様子を見てきます。」と颯斗が言い私は他のメンバーに
「長谷川先輩、速水先輩、さくら先輩、澪はここをお願いします。」と《時雨》の時の口調で話した。…それで分かったらしく、頷かれ、颯斗に振り向き、
「行きます。」そう言って音源へ向かった。