月城生徒会の正義

ーside雪奏ー

ふぅ…成功。

かなり大きな力使ったから…ボーッとする。

抱き締めていてくれた颯斗に寄っ掛かると、颯斗は

「どうしたんだ?」と聞いてきた。…あ、これ解除しないと…と結界を解除したら力が抜けた

「はっ!?雪奏!!」と力が抜けた私を支えながら颯斗が言うと、

「…あの《光》相当の負荷だったのか?」と確認する様に颯斗は言うけど喋るのがだるく頷いた。

「前、長谷川にやっていた回復、長谷川の妹には出来ないのか?」と聞かれるけど

「無理だよ…元は同じ性質同士じゃないと出来ないから。…あのときは私が《水》を使えたから可能だったんだよ?」と言った。なんか、段々熱が上がってる気がする…。颯斗も気付いたのか

「今は寝るんだ…側に居るから」と言われ私はその言葉に従う様にゆっくり目を閉じた。

オデコに颯斗の手が置かれた気がした。



< 91 / 141 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop