姫の恋するお相手は? [1]
・明日香・



目を開けると、見慣れない場所にいた。



「大丈夫、明日香?」



声がした方を向くと、成美が心配そうにしていた。



「私なんでここに?」



「体育の途中に倒れたから、ここまで雄哉が運んできたんだよ。」



「うそっ⁈
ごめん 重かったでしょ?」



「全然
というより軽かった。」


「ほんと 明日香って細いよねー
それに、背が低いけぇ その分軽いし...
なのに胸でかいし 羨ましいー」


「背は低くないもん‼︎」


「でも、私より低いじゃん」


「成美の背が高いだけだもん‼︎」


「いいじゃん
明日香 小さいし小動物みたいで」


「ムゥ〜」



「はい そこまで
病人はおとなしくして‼︎」


「病人?誰が?」


「明日香ちゃんが!
熱もあるのに無理して...
きちんと休め‼︎」


「お母さんみたいだよ〜

てか、今何時?」


「5時だよ〜
迎え呼んだから外出てよ〜♩」


「オッケー♪」


こうして、あっという間に一日が過ぎた








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