姫の恋するお相手は? [1]

ガラッ

「「「キャ〜キャ〜」」」

はぁぁー
うるさっ!

「幸也 人気だねー」


「はっ?
お前もだろ‼︎」


「まぁねーww
でも、俺らに興味ない女子もいるみたいだね〜」


あぁ 窓側の2人か。


「幸也 知ってた?」


「何をだよ?」


「あの2人のことだよ。
前にいるのが、霧野 明日香ちゃんで、
後ろが、音城 成美ちゃんって言うんだよ。」


「いや、今日入学式なのに何で知ってんだよ?」


「霧野 明日香ちゃんが、歌姫で、
音城 成美ちゃんが、天然姫って呼ばれてるらしいぜ。」


「人の話きけやっ!」


「悪い悪い
あの2人と、小中と同じだった友達がいるんだけど、小学校のときからずっとそう呼ばれてるんだとよ。」



「へぇー
歌姫ってことは、歌が上手いのか?」


「あぁ
でも、歌だけじゃなくて楽器も全体的にできるらしいし、絶対音感持ってるんたと。
まあ、音楽の能力が高いって、他校の奴らでも知ってるらしいけど。」


「で、天然姫はそのままか」


「あぁ
そういえば、ピアノは成美ちゃんの方が上らしいぜ。」


「へぇー」



ガラッ
「廊下に並べー」


「あっ...行くか!」


「あぁ」











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