星空と君の手
星空と君の手
私が彼氏の紘と過ごす時間の中で何よりも好きなのは夜電気を消して一緒に布団に入るときだ。
下宿の一人用のベッドに二人で寝て、手をつないでたわいもない話をする。
付き合って二年。手をつなぐことはすっかり当たり前になったけど、初めはなかなかつなげなかったんだっけ、と彼の骨張った指に自分の指を絡ませているとふと思い出す。
「ねぇ、私たちが初めて手をつないだのいつだったか覚えてる?」
「初めて手つないだの? えーっと旅行行ったとき?」
「ううん、違う」
じゃあ、いつ? と聞いてくる彼には内緒と答えて私はつないだ手に力を入れる。
初めて手をつないだ時もこんな風に暗闇の中だった。
下宿の一人用のベッドに二人で寝て、手をつないでたわいもない話をする。
付き合って二年。手をつなぐことはすっかり当たり前になったけど、初めはなかなかつなげなかったんだっけ、と彼の骨張った指に自分の指を絡ませているとふと思い出す。
「ねぇ、私たちが初めて手をつないだのいつだったか覚えてる?」
「初めて手つないだの? えーっと旅行行ったとき?」
「ううん、違う」
じゃあ、いつ? と聞いてくる彼には内緒と答えて私はつないだ手に力を入れる。
初めて手をつないだ時もこんな風に暗闇の中だった。
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