星空と君の手
それは私たちが大学一年生で、付き合い始めて二ヶ月近く経った時だった。
「バレンタインさ、プラネタリウム見に行きたいんだけど」
普段は自分から行きたい場所を主張しない彼が珍しくそんな風に言うから、紘は意外とロマンチックだよねと茶化す用に彼に言いながらも、私はとても嬉しかった。
その頃は付き合って二ヶ月というのに彼に好きだとも言ってもらえず、デートはするのに手もつながないという状態で、私はとても不安を感じていたのだ。
そんな時に珍しく彼からの誘いでしかもプラネタリウムなんていうロマンチックなデートが嬉しくないわけがなかった。
「プラネタリウムすきなんだよね。最近は行けてないからいつぶりかなあ」
なんて言う彼の声のトーンに、私は前の女性の影を見つけて少しさみしくなったけど、でもそんなのいい。
思い出は私が塗り替えればいいのだから。
「バレンタインさ、プラネタリウム見に行きたいんだけど」
普段は自分から行きたい場所を主張しない彼が珍しくそんな風に言うから、紘は意外とロマンチックだよねと茶化す用に彼に言いながらも、私はとても嬉しかった。
その頃は付き合って二ヶ月というのに彼に好きだとも言ってもらえず、デートはするのに手もつながないという状態で、私はとても不安を感じていたのだ。
そんな時に珍しく彼からの誘いでしかもプラネタリウムなんていうロマンチックなデートが嬉しくないわけがなかった。
「プラネタリウムすきなんだよね。最近は行けてないからいつぶりかなあ」
なんて言う彼の声のトーンに、私は前の女性の影を見つけて少しさみしくなったけど、でもそんなのいい。
思い出は私が塗り替えればいいのだから。