蜜は甘いとは限らない。【完】
Prologue
「初めまして、寺島拓哉です。
今日は貴方を攫いに来ました」
そう言って、向日葵のような笑顔をあたしに向けたあの時のことは、今でも忘れられない。
だってあたしはあの時、大きく人生を変えられたから。
そんなあたしは…………
アイツのことが、 大っ嫌い だ。
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