指を絡ませて




 その優しさに溢れる横顔を見ていたら、強い独占欲がわいてきた。


 この人を誰かと共有するなんて冗談じゃない。


 それでも、弱い部分の心が手を繋ぎたいと言おうとするあたしを思いとどまらせる。


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